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“FIRE”ムーブメント

”FIRE” 

皆さんも一度は聞いたことがあるだろうか。

え、初耳!という人はこの記事を通してこういう生き方もあるんだなということ

を是非とも知って頂きたい。

私自身この考え方を社会人3年目になって知り、かなり気持ちが軽くなった。

私たちが合同会社On Your Marksを設立したのもこの考えに影響されたところが大きく、

より多くの人たちに資産形成を通して人生の可能性を広げて欲しいと思ったからである。

FIREって?

“Financial  Independence , Retire  Early” 「経済的自立」と「早期リタイア」を掛け合わせた造語のこと。

資産収入が生活費を上回り、労働に頼らなくとも生きていける状態のことを指す。

簡単に言ってしまえば、

「働かなくても生きていけるだけの資産を形成し、早期に自由な時間を手に入れること」

こと日本においても、”三菱サラリーマン”こと”穂高 唯希氏(※)”が火付け役となり、

現在では某教育系Youtuberを始め、多くの投資系Youtuberが口を揃えてFIREについて発信している為、近年ではよく耳にするようになってきた。

日本人は働きすぎ?

突然だが皆さんが仕事をしている理由は何だろうか。

社会貢献のため?自身の成長のため?お金のため?それとももう無意識に出勤している?

好きな仕事をして、毎日充実感を感じられているに越したことはない。それが社会の役に

立っているのなら尚更である。一方で、お金のために仕方なく今の仕事をしているという人も少なくないのではないか。

一度考えて見てほしいが、一般的なサラリーマンは朝6時に起床、7時には満員電車に揺られ、 AM8時〜PM19時までは会社で働き、家に着く頃には20時を回っている。24時にはベッドに入りたいとなれば帰宅後4時間しか自由な時間はない。起きている時間18時間のうち、行き帰りの移動時間も含めれば13時間もの時間を仕事に拘束されていることになる。

日本の会社には「忖度」・「暗黙の了解」といった煩わしい風土が根付いており上司よりも早く帰ることは悪といった帰りづらい雰囲気もあることは確か。皆が決められた時間に出社し、皆が帰る頃までは残業することが当たり前。

だがそれだけの時間と体力を苦だと感じる仕事に費やしている人生は本当に幸せと言えるのだろうか。この生活にゴールはあるのだろうか。新入社員の時に感じていたあの違和感は今ではもう当たり前だと思うようになってきてはいないだろうか。

あるNetflix内のドラマのワンシーンで、フランス人が熱心に働くアメリカ人に対し

私達は生きるために働いている、あなた達は働くために生きている」と揶揄するシーンがあるのだが当時それを見ていた私自身ハッとさせられた。

幸運にも天職だと思える職業につけ、それをストレスだと感じていない人以外は皆

一度マインドを変える必要があるのではないだろうか。

“Financial Independence” 〜経済的自立〜

経済的自立とは?

世間一般で考えられている「労働して稼いだ給料で一人立ちすること」とは少し違う。

ここでいう経済的自立とは「受動収入(資産収入)が年間支出を上回る状態」のこと。

要は投資資産から上がる収入で、生活費を賄える状態になることを指す。

こうなれば完全リタイアして好きなことに時間を使えるようになるという訳である。

では「一生困らないだけのお金」って一体いくらなのだろうか。

1,000万円?5,000万円??それとも1億円???

拍子抜けな答えにはなってしまうが、それは皆さんの生活費によって金額は異なってくる。

一般的には「年間支出の25倍のお金」を貯めればOKと言われている。

(25倍ってどこからくる数字?と疑問に思われた方は「4%ルール」と検索してみれば分かりやすく説明されている記事がいくつもある。)

とにかく必要な額がいくらなのかを早く知りたいという人のために話を進める。

具体的に、月に20万円で生活している人で考えてみよう。

経済的自立に必要な資産額は、

20万円/月 × 12ヶ月=240万円/年

240万円 × 25  =6,000万円

同様に30万円で生活しているのなら9,000万円。

40万円ないとダメだという人なら1億2,000万円が必要な計算になる。

ざっくりと毎月の支出を思い浮かべ、皆さん自身の貯金ゴールを確認してみてほしい。

漠然と皆お金持ちになって好きなことをして・・・とは考えていたが、今実際にリタイアに必要な資産額を確認してみてどうだろうか。

今の収入、貯金ペースでその金額に到達するにはあと何年必要だろうか。

計算で出てきた莫大な金額に、やる気を失くしてしまった方もいるだろうがもう少し頑張ってついてきてほしい。

どうやってそんな額を貯めるの?

先ほど計算した金額をどうやって貯めればいいのか。

一般のサラリーマンが普通に生活しながらリタイアに必要な額を銀行預金のみで貯め切るのは難しいことは皆さんもお気づきだろう。なぜなら銀行預金金利は0.001%しかつかないからである。

ちなみに毎月10万円を銀行預金で貯金した場合、月30万円でリタイア生活する為に必要な7,500万円を貯め切るには62年6ヶ月かかる計算になる。

では毎月銀行預金に入れていた10万円を投資に回してみたらどうだろう。

利回りは市場平均である5%で計算してみる。

(利回り5%というのはそこまで背伸びしたものではない。)

するとどうだろうか。

10年後には15,528,228円。20年後には41,103,367円。30年後にはなんと83,225,864円理論上貯まる計算になる。

全く手の届かない金額でもないような気はしてこないだろうか。

そう、労働収入だけではFIRE達成は難しく、投資をして資産収入を味方につけることが重要になってくるのである。

実際自分がFIRE達成に向けいくら資産額が必要なのか、それを貯める為には今できる貯金額で何年かかるのか、一度下記のURLから試算してみると実感が湧いてくるだろう。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

(金融庁/資産運用シュミレーション)

資産形成の鉄則は、「長期・分散・積立」である。その中でも「長期」、要は投資期間の重要性について理解して頂きたい。

早く資産を増やそうと思えば、「利回り」をあげるか「入金力」を増やすかの2択である。

「利回り」をあげようと思えば、当然リスクも同時に高くなる。リスクリターンは表裏一体なのである。

そう考えれば、まだリタイアまで投資可能期間が長くとれる20代〜30代の人のほうが時間を味方につけることでハイリスクな投資を行わずとも資産を形成することができる為、こと投資の世界においては有利なのである。

最後に

皆さんもこれまで必要性に薄々気づいていながら、よく分からないという理由だけで避け続けてきた「投資(資産形成)」について少し関心を持たれたのではないだろうか。

またその先にある「FIRE」という生き方についても魅力を感じてもらえたなら幸いである。

関心のある方は、『本気でFIREを目指す人のための資産形成入門』を一度読んでみてほしい。きっとFIREに対しての理解が深まるはずです。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資』